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第8回 福岡ハードボイルド

今年こそはこのページを月に一回は更新しようと思っていたのに、いきなりつまづいてしまった。2月はまさにMONOの本番がずっと続いていたから、更新しようものなら逆に何をしているのかと言われてしまう可能性もあったので仕方あるまい。しかし3月に入ってもまだ本番は続いている。…このままでは昨年の二の舞だ。そこで今いる福岡の観光地に行ってみることにした。苦肉の策だが許していただきたい。

福岡県は僕の出身地、しかし僕は田川市という田舎の出身なのであまり福岡市について知らない。残念だ。しかしそんな僕でも少しは福岡の観光地を知っている。数年前に同じくMONOの公演で北九州に来た時に福岡市にいる同級生に連れられて福岡タワーに行ったことはある。今日は昼過ぎには劇場に戻ってトラックへ積込みをしなくてはならない。時間がないので、初めてじゃない、道に迷う可能性のないところの方がいい。というわけで福岡タワーに行くことにした。


福岡タワーは、その外観からもわかるようにそんなに昔からあったものではない。僕が高校一年のとき(1989年)に福岡市で「アジア太平洋博覧会(よかトピア)」が開催された。そのときにモニュメントとして建設されたもので、電波塔であると同時に展望塔でもある。

ちょっとしたデータも紹介しよう。

●震度7の地震に耐えうる設計。
●全長234メートル、最上階の展望台は地上123メートルにある。海浜タワーとしては日本一。
●タワーの外側には8000枚ものハーフミラーで覆われている。「ミラーセイル」という愛称で親しまれている。が、そう呼ばれているのは聞いたことがない。

劇場に荷物を置いて、地下鉄で西新駅まで行く。駅からは結構歩くことになる。途中、西南学院大学、福岡市博物館や福岡市総合図書館などを横目にその雰囲気を楽しみながら歩く。天神やキャナルシティなどの繁華街と違い、人も少なくアカデミックでのんびりした空気が流れている。

福岡タワーに徐々に近付いてくると、何やらかなりの人だかりがある。さらに近付くとその人だかりはビルの上の方を見ている。下には消防車が何台も停まっている。しかし、ざわざわした感じがどうもない。よく見るとみんな白いヘルメットをかぶっている。嫌々立たされているという感じ…どうやら避難訓練のようだ。ビルの屋上から隊員たちがロープで降りてきている。何だか楽しそうだったのでもう少し見たかったのだが、渋々の表情のサラリーマンの中に、ひとり喜々とした表情で混じる勇気もなく、そして白いヘルメットも持ち合わせてないので、素直にタワーへと進むことにする。

まずはエレベーターで展望室まで昇らなければならない。平日のお昼だからかお客さんはほとんどいない。エレベーターホールまで行っても僕一人で、なんとエレベーターコンパニオンの女性とマンツーマンで接することになった。エレベーターを待つ間、吹き抜けを見ておくよう案内される。(写真左)そしてエレベーターが降りてきた。エレベーターの中でも彼女からマンツーマンで説明を受ける。…ショッキングピンクの制服がまぶしい彼女の僕一人のためのタワー案内を聞きつつも、ドキドキしてあまり上昇していく光景は楽しめない。そして展望室に到着。時間にして70秒、気まずくなる前に到着して良かった。

展望室。 …まさに「360度の大パノラマ」。博多湾も見えるし(写真中)ドームも見える。(写真右)望遠鏡にお金を払うのに納得できない僕は例のごとく肉眼だけでその光景を満喫する。

そもそも、タワーというものはそこから見える景色もさることながら、その中の雰囲気も他では味わい難い、独特のものがある。東京タワーしかり、京都タワーしかりだ。そしてこの福岡タワーもちょっとおかしなことになっている。天使がハートの周りを飛んでいるし(写真左)ふわふわの雲らしきものが糸丸見えで吊られている(写真中)。ピンクの布を被せられたソファがそこかしこに設置されている(写真右)。他にも「恋の方位盤」と呼ばれるものや「恋愛祈願箱」というものもある。どうやら福岡タワーは「恋愛成就スポット」となっているらしい。この時期はタワーのイルミネーションも、ホワイトデーまでバレンタイン照明というものになっているそうだ。ハートに矢が刺さっている照明なのだが、これがまた、愛の告白のために点灯するサービスまであるという。夜まで滞在することができなかったので見ることができなかったのが残念だが、ロマンチストとして是非とも利用したいサービスではある。

展望室にある割高なスカイラウンジには目もくれず、エレベーターを降りることにする。そしてこのエレベーターでもなんとまたまたエレベーターコンパニオンとふたりっきりになってしまった。マニュアルにそった案内を一人で受ける辛さにどう耐えようかと困っていたところ、ショッキングピンクのコンパニオンさんは「福岡タワーは初めてですか?」と質問をしてきた。んん?そんな個人的な会話をしてもいいの?と思いつつも「いえ、前に来たことあります」と答える。他にもよかトピアの話やタワーの階段のぼり大会、バレンタインイルミネーションの話など、双方向の会話に花が咲く。70秒で到着してしまうことがとても悔やまれた。そしてまたまた降下する光景は全く覚えていない。

タワーを出たところ、まだ集合時間までは少しある。迷わずヤフードームに行くことにする。そんなに余裕はないので球場周辺をウロウロするだけになったのだが、ホークスのオフィシャルグッズショップにも入ってみる(写真右)。また、球場の周りには著名人の手形がズラリと並んでいる(写真中)。最初は「武田鉄矢」とか「陣内孝則」とかを見つけたので福岡県出身の人を集めているのかと思ったが、「マイケル・ジャクソン」まであった。結構節操なく並べているようだ。

そうこうしていううちに時間になる。早く劇場まで戻らなくてはならない。
来月はきちんと京都を観光します。


今日のおみやげ

「めんたい」「とんこつ」という言葉にとことん弱い僕は福岡のおみやげ売場ではかなりの物欲に支配されてしまいます。中でも「とんこつカレー」なるものにはかなり惹かれましたが、なんとか我慢しました。そして「ホークス」という言葉にもとことん弱い僕はホークスのTシャツを買ってしまいました。本当は今シーズンから復帰した小久保の背番号入りのものが欲しかったのですが、あいにくありませんでした。馬原のはたくさんありましたが…。ふつうにホークスのTシャツです。明日早速着る予定です。

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